ズーラシアで暮らすセスジキノボリカンガルー、モアラ
モアラもタニも頑張っているのは日陰、風、そして冷たい保冷剤がそろうここ
今は暑くてぱたぱたできない、休める身体とやけにゆっくりとした時間
暑くて暑くて、蒸して太陽輝いて
物音、足音、小さな声が
気分が良ければ迎えに行くモアラ
夏はその元気無く、そっと待って
待っていれば大丈夫
大丈夫
そこから動かないで大丈夫
大丈夫
何かを持ってきてくれた
それは夏の差し入れ、贈り物
頑張るみんなに夏の差し入れ、贈り物
甘い甘いバナナかな
静かに頑張る動物達を癒やしてまわる
ただその温かさが心をそっと落ち着せ────
食べないの?
氷があるよ
舐めないの?
氷、バナナ、リンゴ
それは夏の差し入れ、贈り物
頑張るみんなに夏の差し入れ、贈り物
美味しいよ
美味しいね
美味しいよ
そっと優しい伝え方
楽しい遊び
何より愛情優しさ贈り物
そんなときは誰かが傍に
つらくない
寂しくない
何よりたくさんの優しさ傍に
まだまだ暑い日々だけど、秋が来ないわけじゃない
夏の雲はいつまで浮かぶ
早めにお部屋、指折り数えて秋を待つ
タニも頑張り季節を進め、秋近づけて
頑張れ二人、キノボリカンガルー
ちゃんと見てるよ、傍にいるよ
ただその温かさが心をそっと落ち着せ────
朝が遅くなったの気がついた
気がついた
色々なこと
気がついた
隣を覗いて────やっぱりそうか、ってね
揃って夏を越えていく