埼玉県こども動物自然公園で暮らすコアラ、コタロウ
いつの間にかに部屋の外
コタロウ君の部屋の外、大きな大きな木があって
いつだってその緑の奥になる
それはお客さんとの距離が近いコタロウ君の大切な境界線
コトちゃん静かに目を覚まし
木登りかさかさ
コタロウ君、どこ行くの
ただ空見上げてのんびりとしたいだけさ
ただ空見上げて
コアラだからね────
美味しそうなその香り、変わればすぐにわかること
コタロウ君のお部屋だよ
終わるまではそっと待つ
ありがとう
終わったようで、食べに行こう
コアラのコタロウ、コタロウ君
コロン君
コアラはいつも緑の奥で、緑の中で
儚く健気に暮らしてる
動物園は夕方に
時間は流れてまた夜、手前
外コアラをしていたピノが帰ってくるのさ
ピノはどんな春風吹かれた
コタロウ君も結構それは外コアラ
緑の奥と緑の手前、間にあるのはその緑
それはお客さんとの距離が近いコタロウ君の大切な境界線
もうすぐ閉園、動物園
明日も誰か、外コアラ
明日は誰かな、外コアラ
緑の奥と緑の手前、間にあるのはその緑
それはお客さんとの距離が近い僕の大切な境界線
コアラはいつも緑の奥で、緑の中で
儚く健気に暮らしてる
「あんなところを歩いているよ」と、話し声
コタロウ、けっこう外コアラ
緑の奥の外コアラ