小春日和にⅡ
2019年 01月 18日
ズーラシア
ズーラシアで暮らすセスジキノボリカンガルー、タニ
時間はもう少しでお昼というところ
こういう日、小春日和
醒めきらず
どこか寂しく、変に静かな冬の青空
でもこんな日なら、きっとこんな晴れて風の無い日は
大切な陽の光
小春日和
笑顔も何も暖かく
寝てばっかりじゃもったいない
探してどこか
眠ってその中、夢を見て
気持ちがいい森の中
どこまでだって走り駆けて、身軽に登る
想像次第、想うこと次第
地面に草は極端に無くなって、今の匂い、土の匂い
それでも探せば見つかる何か
木に登る
儚く健気に
笑顔と笑顔を貰い、返して
今日はその日
小春日和
美味しく食べることが出来るかな
タニの笑顔を見せてあげることが出来るかな
ぽかぽかぽかぽか
今日はそんな日
小春日和な日
これならきっと大丈夫な日
モアラが今日はお留守番
小春日和はまたいつか
きっと来るからまたいつか
みんなのところに本当の春が
今日はとても暖かく感じる日
こういう日、優しく明るい小春日和
きっとそれで楽しい一日
その時、タニは、みんなはどうで
運動不足にならないように
タニのところへまたやってくる
明日もこうか、暖かいのか
空は青空、晴れた空
ズーラシアのセスジキノボリカンガルー
今日は無いね
風の流れが見えにくいね
その昼、夜へ
終わりは無くて
ずっとずっと続くよう
冬のどこかを微笑ませる日
とても楽しい夢を見る日
夢を見るための準備がどんどん出来てく日