ズーラシアで暮らすセスジキノボリカンガルー、モアラ
秋もそろそろ終わって季節は冬へと少し駆け足
少し慎重、モアラの動き方は少し変わる
興味を持っていくこと、触れること
きっと初めはそれでいい
冬に向かって気温は下がり
もう少しで苦手な寒さになりそうで
気持ちがいい日、繰り返してよ
もっともっと
なんだろう
食べようとしたけどやっぱり気になる
齧れば少し美味しいんだね
繰り返す季節、回る回る
新しい季節はいつも向こうで準備をしてる
どうにも駆け足、冷たい風が吹き始め
太陽上り、日向を作り
まだもう少し庭を跳ねて駆けて
夏の風についてきたのは秋の風
いつの間にかそっと交代
新しい冬、その時こうしてこんにちは
冬がやってきてもきっと晴れたままがいい
きっといい
今は朝から
朝から昼へ
風が揺らして瞬かせてみたりして
気持ちがいい秋の日々はあっという間
────そう、出ておいでよ
休んでばかりじゃいられない
何かの音が聞こえたか
耳はどっちを向いているのか
齧りたい
齧りたい
乾いてしまう前に
迎える冬の新しいこと
その瞬間のため、先へ先へと未来に向けて
ときにはゆっくり、ときにはのんびり
のんびりと
いつものように
いつもを重ねて、少しづつ変わっていく
いつもどおりを一日一日
きっとそう────
空は何色、どんな色
今日の雲は今どんな、どんな雲