ズーラシアで暮らすホッキョクグマ、ツヨシ
厳しかった暑い季節がやっと過ぎていき、心配も少し減る
そんな季節
そんな季節のホッキョクグマ、ツヨシ
少しずつ変わったお部屋と庭
あの日除けはまた来年かな
それともまた使う時が来るのかな
お散歩をしていたらいつのまにか時間が経つ
いつも待ってるおやつの時間
しばらく工事で会えなかったけれど、大丈夫
いつものホッキョクグマ、いつもかわいいホッキョクグマ
ツヨシはかわいい女の子
なかなかおやつが落ちてこない
と言っても、飼育係さんがお話してる少しの間
ぶるぶる
「まさか、おやつはもうプールの中に……」
探す
やっぱり無いね
優しい目で飼育係さんを見つめたら、リンゴが一つ落ちてきた
魚が落ちてきてやっと動く気になった
美味しいね!
ジャンブイのこと、好きになってくれましたか?
ジャンブイの可愛らしさに気がついてくれましたか?
ジャンブイの優しさに気がついてくれましたか?
ホッキョクグマの赤ちゃん
それはみんなが待ち望む奇跡
でも大切なのは二人の気持ち
二人の健康───
当たり前を当たり前に感じたい
ただそれだけのこと
嬉しいことはその次でいい
こうしていつもどおりに会えるだけでいい
ね、ツヨシ
かわいいね、ツヨシ
どうしてそんな顔をするの
クマの気持ちがわかるように、
いつか自然と感じられるように
そんな日がいつかみんなのところに来るように
みんなが動物達に優しくなれるように
それを感じた動物達に優しくしてもらえるように
儚く健気に動物達は暮らしてる、人の傍で暮らしてる
ジャンブイの可愛らしさに気がついてくれましたか?
チロちゃんが二人を見守っている
きっとすぐ傍で見守ってくれている
ジャンブイとツヨシ
二人のことをそっと見守っている
夏は過ぎたね
また秋がやって来たね
二人一緒なら、温かいね
本当に温かいね