ズーラシアで暮らすメガネグマ、美雪
と雪雄
本当に大きくなった二人
お父さんのルイスロゲリオがお部屋に戻れば
三人のおやつが山盛り置かれる、もうおなじみのこと
お母さんの美雨が食べだして、
いつものように三人で食べます
そう、それはいつものように
いつものように三人で食べます
美雪がよく食べているのはリンゴ
おいしいリンゴ
雪雄もリンゴ
だから食べ残しはこんなふう
人参の人気の無さ
楽しいね!
動き出した美雪
誰かが噛んだ跡がある棒を確認
三人共が大好きな隙間にて
引っこ抜いて、
喜んだ
暑い日だから池で一休み
少しだけ涼しくなった
雪雄も入ってみる
それから日陰で休んでみた
おもいのほか涼しい
美雪は木の上が大好き
違う動物になったような顔
木の上なら気持ちいい風が吹き抜ける
美雪のそんな夏の始まり
男の子の雪男は美雪よりも少し大きな身体
立ってみると背が高い雪雄
なのに、まだお母さんの傍が好き
雪雄の草遊び
どこかで抜いて持ってきた、そんな草
「奥の方から持ってきた」
「これはなんの草?」
「きっとこれはただの草」
二人がもっともっと大きくなっても、美雨と子ども達が暮らすメガネグマの家は楽しいまま
美雪はもう大人の顔、美人のメガネグマの顔
雪雄ももう大人の顔、少しとぼけたメガネグマの顔
いつも楽しいメガネグマの親子