(もうじきWから始まるお名前が決定すると思いますが、それまではWちゃんと呼ぶことにします)
おてんばWちゃん、ずいぶんと大きくなってしっかりしてきたけれど
大好きなのはウメおかあさんのふわふわのおなか。ポッケに入らずともおなかでだっこしてもらったら安心するのでしょう。まだまだ赤ちゃんコアラなのです。
背中におんぶのコアラ定番の親子アクションを、ウメちゃん親子も見せて欲しいのですが
どうしてもWちゃんはおなかに戻ってきてしまいます。おんぶでの移動がちょっとこわいのかもしれません。
今度はどうかな、Wちゃん。よいしょよいしょ、おかあさんの背中の方へいくのかと思えば
くるっと、ひとまわりしてきただけでした。
ちょうどやわらかい葉っぱを手にしようとしていたウメちゃんも、不意をつかれてちょっと危ない親子です。
どうしてもおいしい葉っぱの近くに行きたいウメちゃん、覚悟をきめてそれっと腰をあげたけれど
「おかあさん、やっぱりだっこがいい……」 Wちゃんの不安げな顔とウメちゃんのあきらめのお顔。
「やわらかい葉っぱは、また今度。今は手元のかたそうなユーカリで我慢しよう」 ウメおかあさんの小さな我慢です。
おかあさんとおんなじユーカリをおかあさんのお顔を見ながら食べると、いつもよりずっーとおいしいね。かたいけど。
ツンデレとかクールとか、おかあさんになる前のウメちゃんを思い出すのにはちょっと時間がかかってしまう、
今では本当にやさしいコアラのおかあさん、おいしい葉っぱもがまんできるおかあさんです。
しばらくするとまたもや背中の方へやってきた、Wちゃん。
抱っこもいいけれど、おかあさんの背中の上から見える景色も楽しいもんだよ、Wちゃん。
これからたくさんの景色を見て、金沢動物園の素敵な女の子コアラになっていきます。バニラお姉ちゃんのように。
そーっと首を伸ばしてお外の方へ目をやったWちゃん。いったいどんな景色が見えたのかな。
そろそろねむたくなってきたかな、やさしくWちゃんを抱き寄せるウメちゃん。
きっとコアラのふるさとオーストラリアのユーカリの森にもおんぶが苦手なコアラの親子が、ウメちゃんたちと同じようにぎゅっとしてお昼寝をしていることでしょう、真冬の風に吹かれながら。
ふたりの姿を見ていたら、そんな風景が浮かんできました。はかない親子たちがどうか立派になりますように。
おやすみWちゃん。おやすみ、オセアニアの、世界中のコアラの赤ちゃんたち。
ウメ親子かわいい!! Wちゃんくりくりお目目ですね。
パパに似てるのかな?
むくむくなほっぺやおしりがたまらなくかわいいです。
赤ちゃんの後姿 たよりなげですね。 この背中がおかあさんのウメちゃんのように頼りになるやさしい背中に成長してゆく様子を見守りたいですね。
Wちゃん、横顔とかひょっとしたときの顔が
ライタくんに似てるなあと私も思っているのですが
確かバニラがまだうんと小さかった時も
同じように思ったので
これからまた成長するにつれて
顔も変わって行くように思います。
それもまたひとつの楽しみですね。
金沢動物園の飼育員さんのブログで
夜間の親子の様子を見ましたが
みんなのいないところでの特訓が
なんとも心憎くて、それでいて切なくて
泣きそうになりました。
今日も格別に暑いですね。
おひさまも雨雲もほどほどにしていただきたく
どうぶつたちもどうかぐっと堪えて
なにごともなく過ごしてほしいです。