その理由何となくわかったよ、ワカメ。お日さまは出てきたけれど、この日の朝はとっても寒かったもんね。
やっぱり! ワカメが、じっと考えながら見ていたのは、お池の氷でした。
「全面にうんと厚い氷が張ったなら、モモちゃんとスケートしたかったのになぁ、中途半端なんですよね」
そして、夕方もう一度覗きにいったら
モモちゃん、またもや怒ってます、私に。確実に私に怒りを向けてます。ごめんねモモ。
この日は少し早くおうちへ帰ることになったふたり。
「ペリカンさんに、ぱくっとされるといけないので、遠くから見てくださいね」とおねえさんからのご注意のあとで
みんなでかわいいふたりを見送ります。写真は遠くから望遠で撮影しました。
羽を思い思いにのばして気持ちよく帰るふたり。ふたりのおねえさんが、ゆっくり見守ります。
「またね、ワカメ、モモ!」
動物園から帰るときは、いつでもちょっと寂しい気持ちになりますが、このふたりの帰宅の様子を見られた時は、ほっとして帰ることができます。
他のお客さんも、みんなニコニコしながらふたりを見送りました。