「多摩動物園の本当のクリスマスは、26日なんだ。クリスマスの当日は、トナカイさんたちが大忙しだからね」
「だから、多摩では本当のプレゼントは26日にもらえるんだ」
「ぼく、今年は靴下でなくて、このブラジル袋改めコロンビア袋にってお願いしていたのにな……入ってなかった」
「ねぇ、ブイくん。きみは見たんでしょ。サンタさんがやってくるのを」
「お部屋のここから丸太くんとごろごろしながら覗いて待ってたんだけれど、いつの間にか寝ちゃったよ。全くお決まりの話だよ」
「ただとても素敵な鈴の音は聞こえてた、お空の方でずっと聞こえてたよ、とってもきれいな音だった…」
「もしかしたら、サンタさんは疲れて来なかったのかもしれないなあ。何しろ忙しかっただろうから」
「あの素敵な鈴の音はトナカイさんだね、トナカイさんたちがきっとサンタさんのかわりに配達もしてくれたんだろう」
チューバッカはとても楽しそうに笑いました。
お願いしたものはコロンビア袋には入っていなかったけれど、でもかわりのプレゼントもとても素敵なものでした。
「袋の中は、干し草でいっぱいだったんだ。それも何だかキラキラしたものがまぶしてあるように、やさしく輝いていたんだ」
「とってもきれいで早速食べてみたら、不思議と力が湧いてきたんだ。忘れられないクリスマスプレゼントだよ」
でもチューバッカの欲しかったものは、なんだったのでしょう。
「そのことをゾウのアヌーラさんにお話ししたらね、そりゃあサンタさんにも無理じゃない? って言われたんだ」
「サンタさんにお願いしたものは、ポルシェなんだ。クランプがいっつもいっつも素敵だっていってたから」
「でもでも元気が出る干し草も、同じくらい素敵だったよ。何しろ本当にキラキラしていたんだよ!」
「…だけれどそうはいっても、一度はポルシェに乗ってみたいよね。クランプが言ってたように、それで街じゅうドライブするんだ」
ちょっと難しかったチューバッカのブレゼント。でも、きっといつかは願いが叶うことを信じます。
「ぼくは知ってるよ、本当に欲しいものって、待ってるうちはやってこないんだ」
私もチューバッカへのプレゼントを考えたことがあります。
羽毛のおふとんがいいなあと思ったのですが、いっしょにゴロゴロしているうちに、きっとすぐにだめになっちゃうでしょうね。
ぬくぬくあたたかいおふとんにくるまったチューバッカ、考えただけでも幸せです。
残念だけど、ポルシェは私も用意ができないよ、ごめんね、チューバッカ。
そんな子!?にはサンタさんも ごほうびをあげたくなりますよね!
ポルシェかあー 無理だねえ。 羽毛ぶとんにふっくら包まれるチューバッカ
かわいいでしょうね。
私も考えてみました。羽毛布団の下の敷き布団はどうかな?
固綿式の体操のマットみたいなの!冷たい床から、チューバッカを守るの!
どうかな?
明日からの休日をチューバッカや動物園のみんなはどんなふうに過ごすのでしょうか?
コメント遅くなりました。
寒い中でも、元気に走ったり歩いたり、飼育員のおねえさんに激しいごあいさつをしたり
とっても元気にせわしないチューバッカでした。
かわいくてこの上ない幸せなお顔で眠るチューバッカのことを思うと
どうしても
ベッドまわりのことを考えてしまいますね。
体操マットのようなものなら、チューバッカも歯も立たないと思うので
長いお友達になってくれそうです。
私の頭の中では
体操マットの端からゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロ……と反対端まで転がって
そしてまたゴロゴロ戻ってくるチューバッカが見えます。
楽しそうですねぇ。
年末年始のお休みの動物たち、本当に気になりますね。
チューバッカは、今年はにぎやかになった多摩動物園散策を
しているのではないでしょうか。
砥夢くんやリキくんを、絶対見に行ってると思います。