みんなごはんをむしゃむしゃ。素通りできるわけがありません。
きなこちゃん、白い帽子をおでこにのせて、ごはんをむしゃむしゃ。
やさしいお顔をみせてくれます。
そして、きなこちゃんと競争するように、もくもくもくもくもく、無心に食べるマメタ。
マメタと同じくらいのちっちゃな男の子が、ちっちゃい子がいるよって教えてくれました。
「ま...め...た...」っていっしょうけんめい名札を読んで、マメタを呼んだけれど、
マメタは顔をあげずに食べ続けています。ごはんに夢中だったのかな、恥ずかしかったのかな。
思い切ってたくさん口にいれたね、マメタ。おなかもかなりまんまる、いっぱい食べてます。
だんだんと草もなくなってきて、タンおかあさんの方にとことこと動いていって
すきあらばおかあさんのおっぱいをいただきたい、マメタのまなざし。
ただのチラ見にも、マメタの大きな野望をみることができました。かわいすぎるマメタです。
しかし残念なことに、予想通り……このあと大きな決意を実行することなく、おかあさんはむこうへ行ってしまったけれど
マメタは執着することも、おいかけもせず、また違う草を食べ始めるのでした。
まだ0歳だけどかなり器の大きなヤギ、マメタです。