カテゴリ:ひびき動物ワールド( 7 )
ゴロさんとひびき動物ワールド
ひびき動物ワールドで暮らしていたウォンバットのゴロが遠い所へと旅立って行きました
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私がひびき動物ワールドに訪れたのは去年の四月(※ひびき動物ワールド)
ただ一回、一日と半日だけの訪問です
調べ方、検索の仕方が下手だったのか、ゴロさんのこともひびき動物ワールドのこともほとんど情報が無かったあの頃
「今行こう」と突然決めたゴロさんに会う旅。遠く北九州へ、ひびき動物ワールドへの訪問は期待と不安が混じりあう不思議な旅でした

ゴロさんは顔を見せてくれるのか
ゴロさんは元気で暮らしているのか
ゴロさんは寂しそうにはしていないのか
ゴロさんを世話してくれている飼育係さん達はどんな人達なのか
ゴロさんと飼育係さん達は仲良くしているのか
ゴロさんとの出会いはどんな気持ちになれるのか
ひびき動物ワールドは広いのか狭いのか、どんなところなのか

飛行機の中、ローカルでかわいい電車の中、動物園の入口までのグリーンパークの中
ずっと考え、夢を見て、ひびき動物ワールドへと向かいました

ところが自分で感じていた期待と不安、それは全部、もう何もかもが間違っていました
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動物園の入り口を抜け目に入ってきた光景、足を踏み入れ周りに広がった景色。それは素晴らしいものでした

本当に大勢のイエローフーティッドロックワラビー(シマオイワワラビー)と素晴らしい岩山
本当に大勢のカンガルー達と触れた時の暖かさ柔らかさ、そして優しく過ぎていく時間
再会出来た多摩動物公園から引っ越してきたケナガワラルー

動物達はみんな笑っていました

そして一生懸命で優しい動物達のことが大好きで、ひびき動物ワールドとそこで暮らす動物達に誇りを持っていらっしゃる飼育係さん達

ひびき動物ワールドへの期待は遥かに想像を越え、抱いていた不安は何一つ無くなりました


そして、こんなに素敵な場所へと私を連れてきてくれたウォンバットのゴロ
ゴロさん
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数少ない写真で見るゴロさんはどこかクールで、どこか気難しそうなウォンバットでした
でも実際に会ってみると、そんな想像も大間違いでした

小さな動物園のはずなのに、入り口からゴロさんの所までだいぶ時間がかかってしまったこの素敵なひびき動物ワールド
ゴロさんはその魅力、ひびき動物ワールドでの暮らしをどの動物よりも知っているような優しい笑顔で、のんびりと楽しそうに暮らしていました
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ゴロさんに誘われて、無理してでもひびき動物ワールドのみんなに会いに来て本当に良かったと涙が出そうになりました
ゴロさんの散歩、美味しそうにご飯を食べるあの笑顔、飼育係さんとの優しく楽しい距離。素敵な動物園、ひびき動物ワールド
何もかも忘れません、一度でも会えば絶対に忘れません。ゴロさんには感謝の言葉しかありません

本当はもっともっと何度も会いたかったけど、もっと仲良くなりたかったけどそれはもっと先、別の遠く高い場所で果たそうと思います

ここ最近はおおくの方がひびき動物ワールドの情報、写真を紹介してくださるようになり嬉しく思っていました
PC、そしてスマートフォンの中にいるゴロさんは、昔の画像で見るゴロさんとは少し変化があったように思います
気むずかしいのかな、と想像させたゴロさんの表情と違い、きらきらと光る瞳を輝かせ、そして嬉しそうに笑いカメラを見上げるゴロさんのかわいい顔ばかりがそこにはありました
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みんなが応援しに来てくれてますます可愛く優しくなっていたゴロさん、夏が過ぎ涼しくなった頃また会いに行こうと考えていた矢先の悲しいお知らせ
何度も経験してきた“早く会いに行けば良かった”という後悔、きっとこれはいつまでも無くならない、必ずまた経験することになる後悔なのかもしれません
私は一度でもゴロさんに会い、あの笑顔を見て、そして忘れないように写真に残すことが出来ました。会うことが叶わなかった方達よりはずっと幸せなのかもしれません


多摩でチューバッカに隣で暮らしていたシマオイワワラビー、多くの動物園で会うことの出来るカンガルー
みんなをそれまでよりもっともっと大好きになれたのはゴロさんのおかげです
たとえずっと眠っていたとしても、それがウォンバット。ゴロさんは人と動物達を繋ぐため、一生懸命にウォンバットに出来る事してくれたと思います
そして私にひびき動物ワールドのこと、動物達のことを一生懸命教えてくれた、ゴロさんを優しく育て飼育し、ゴロさんの仕事を手伝ってきてくれたひびき動物ワールドの飼育係さん達のおかげです

飼育係さんが動物達を見つめながら優しく話してくれました
「ここは小さなオーストラリア」
素敵な言葉でした。あの時以来、小さな動物園ひびき動物ワールドが大きなオーストラリア大陸の一部にしか思えません

小さいけれど狭く無い、動物達もお客さん達もみんなが笑顔でのんびり出来る場所。小さなオーストラリア「ひびき動物ワールド」でウォンバットのゴロさんは暮らしていました
そのことが皆さんの心の中にずっと残っていってくれたなら嬉しいことです
ゴロさんの笑顔を色々な所、大勢の方に見せてい頂き思いました。
お客さん一人ひとりが少しでいいから愛情を持って動物達に会いに来る、そこで暮らすありのままの動物達を優しく見守り「かわいいね」と優しく声をかけてあげる
それだけで動物達は嬉しいんだと思います
人が抱く感情をきっと動物達は感じるのです。聞こえてくる言葉がきっと動物達には聞こえているのです。そしてかわいい動物達がもっともっと可愛くなっていくのです

ゴロさんの笑顔が色々なことを伝えてくれました
あの足音も、隙間から聞かせてくれた鼻息の音も全部忘れません
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ゴロさん、本当にありがとう


   

by bon_soir | 2015-05-18 13:19 | ひびき動物ワールド | Comments(6)
ひびき動物ワールドのカンガルー達
ひびき動物ワールドの訪問からもう2ヶ月半過ぎてしまいました。
夏を迎える北九州の小さなオーストラリアの動物達は今どうしているのでしょうか。
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前回の訪問でますます大好きになったカンガルー達。
日本全国の動物園で会うことが出来ますが、ひびき動物ワールドのカンガルー達は中でも特別。
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こんなに近くで会えるばかりか、お友達になってくれるんです。
それは私が考える理想の動物園。
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一緒に横になって寝てしまってもいいのかもしれません。
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カンガルー達の小さな声も吐息も聞こえてくる夢の様な場所。
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大勢の赤ちゃんに声をかけてあげて、
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まだ小さな坊やにひびき動物ワールドのことを聞いてみたり。
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ゆっくりと時間が流れているのに、時間が足らなくなってしまう素敵な動物園。


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人間のことを好きになってもらうために、飼育係さん達が動物達みんなに本当に優しくしてくれています。
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そんな光景を眺めているだけで安心できる小さなオーストラリア、ひびき動物ワールド。


もちろんウォンバットのゴロさんや、
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足がかわいいシマオイワワラビー達も待ってくれています。
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オセアニアの動物達が大好きな皆さん、動物園が大好きな皆さん。
ひびき動物ワールドを訪問してみてください。
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きっと色々なことに気が付き、そして大好きになれる所だと思います。
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オセアニアの動物達が世界中でもっともっと人気者になれますように。
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あくびの終わりはこんなふう……
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by bon_soir | 2014-06-29 17:30 | ひびき動物ワールド | Comments(0)
ゴロさんと小さなオーストラリア
北九州の片隅で穏やかに暮らすウォンバットの「ゴロ」
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寒かった冬もすっかり終わった4月。
時々少し寒い日もまだありますが、今日のような暖かい日はついつい居眠りを繰り返してしまいます。
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飼育係のお姉さんに優しく起こされるゴロさん。
「ゴロさん、そろそろお待ちかねの夕ご飯だよ」
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ゴロさんは夕ご飯のある家に向かって歩き出しました。
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ゴロさんの大好きな物がたくさんの夕ご飯。
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美味しいものを食べていると楽しくなって来ます。
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食べながら笑顔になるゴロさん。
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美味しいご飯を食べたり、お庭をお散歩したり……
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ときおり辺りの音に耳を澄ませ、何かを考えたり……
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こうしてウォンバットのゴロさんは夢を見るための準備をしています。
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どんなだったかすぐに忘れてしまうけど、本当に大切な楽しい夢を毎日見るために準備をしているのです。


お庭に穴を掘ったりして過ごす、ゴロさんの夜。
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夕ご飯を食べたあとそんなウォンバットの夜の前にゴロさんはいつものように眠っていました。
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夕日が落ちてから夜空にたくさんの星が輝き出す少しの間です。
その日に見た夢、それは今まで見た夢と違っていたのです。
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「今から朝までを特別な日にしてあげよう」
夢の中でそう言われたゴロさん。

その相手はウォンバットの神様だったのです。



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目の覚める前の浅い眠りの中、外からゴロさんに話しかける声が聞こえました。
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「ゴロさん、起きてよ。こっちに来てよ」
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ひびき動物ワールドの閉園後、いつものようにゴロさんの家の周りを散歩しに来るシマオイワワラビーの子です。

「今日はいつもより少し早くないかい?もう少しだけ寝かせてくれよ。ここのところ夜も暖かくなって気持ちが良いんだ」
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ゴロさんは家の外で呼ぶシマオイワワラビーの子に言いました。
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「それに今不思議な感じの夢を見たんだ。特別な日になるとかなんとか。僕は夢の続きを見なくてはいけない」
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「とても気になる夢だったんだ」
ゴロさんは家の外の子にそう言いましたが、どんどんとシマオイワワラビー達が集まってきていました。


「大変だ、大変だ……」
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「ゴロさん、いいから起きてよ。こっちに来てよ」
シマオイワワラビー達は大勢でゴロさんを呼びます。
いつのまにか夜空にはたくさんの星と大きな月が輝いていました。

「どうしたんだい?」
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ゴロさんは家の中から外を覗いてみました。
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「本当にどうしたんだい?そんなに大勢で集まって」

「ゴロさん、こっちだよ。こっちに来てよ」
シマオイワワラビーのみんなが呼ぶ方へ歩き出したゴロさん。


「飼育係さんが外から入ってくる時のドアの方だ」
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「あれ、変だな。鍵が無くなっている」
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飼育係さんがかけて帰る鍵が無くなっていたのです。
ゴロさんはそっとドアを押してみました。
ドアは静かに開きました。

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ゴロさんは恐る恐るドアをくぐり外へ出ました。
たくさんの星と大きな月に照らされてひびき動物ワールドは広がっていました。
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「ここはこんなに広いんだ、知らなかったよ」
ゴロさんは夜の穴掘りの事をすぐに忘れていました。今は目の前に広がるひびき動物ワールドにドキドキしていました。
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「ゴロさん、行こう。僕達がここを案内してあげるよ」

ゴロさんはシマオイワワラビー達に連れられて園内を歩き出しました。


たくさんの星と明るい月に照らされてゴロさんの長い影ができていました。
シマオイワワラビー達と長い影と一緒に動物園の中をくまなく歩きました。


大勢のカンガルー達が暮らす横を通りました。
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多摩動物公園からやってきたワラルー達の前を通りました。
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動物達みんなが楽しそうに暮らすひびき動物ワールド。ゴロさんは安心しました。
「良かった。僕の所にやって来る飼育係さん達は他のみんなにも優しくしてくれているようだ」
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本当に大勢のゴロさんのお友達、みんなが幸せそうにしているのがゴロさんにも幸せでした。
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「ゴロさん、次は僕達のお庭だよ」
見えてきたのはシマオイワワラビー達が暮らす素敵な岩山でした。
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そこはとても広く、大きなユーカリの木も立ち一番上の方はとても高いところにある素敵なお庭でした。

「素敵なお庭だね。そして本当に広い。君達が羨ましいよ」
ゴロさんは岩山の頂上を見上げながら言いました。

今まで気にしてこなかった自分の家の外、ウォンバット舎の外にはとても素敵な動物園があったのです。
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「ゴロさん、もっと素敵な所があるんだ」
そう話しかけたのはシマオイワワラビーのコタロー君でした。
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「ゴロさん、僕は昨日ね、動物園の外に出たんだ。もちろん飼育係さん達には内緒だよ」

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「今は春だろ。外にはたくさんの綺麗なお花が咲いているんだ。それは本当に綺麗なんだ」
シマオイワワラビーのコタローが目を輝かせながらゴロさんに説明しています。
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「僕のお庭にもたんぽぽが咲いているんだ。僕はお花が好きなんだ」
ゴロさんはシマオイワワラビーのコタローに言いました。
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「僕は見つけちゃたんだ、動物園の外に出る抜け道を……」
コタローは小さな声でゴロさんやみんなに言ったのです。


「行こうよゴロさん。ゴロさんのお家のドアが開いてる日なんてそんなに無いことだもん。今日行かなくちゃ」

ゴロさんは言いました。
「そうだ、行こう。夢に出てきたウォンバットの神様が言っていた、今日は特別な日なんだ」

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ゴロさんとシマオイワワラビーのみんなは静かに縦一列で歩き出しました。
誰も見ていないのになぜかひそひそ声で辺りをキョロキョロしながら歩いていきます。
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動物園を出た所にお花のプランターがありました。
「見て!ゴロさんの背中とカンガルーのポッケからお花が咲いてるよ」
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ゴロさんはもちろん、シマオイワワラビーのみんなも動物園の外に出るのは初めてです。
とっても広い公園が広がり、どこまで走っても終わりはありません。
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ゴロさんと大勢のシマオイワワラビー達はそれぞれ思い思いの楽しみ方をしていました。
夜だけどたくさんのお花が咲いているのがわかりました。今夜はとても明るい夜だったのです。

楽しい時間はすぐに過ぎていってしまいます。遊びすぎたみんなは少し疲れています。
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みんなを照らしていたたくさんの星と明るい月。
星の数はだんだんと減り、月もいつのまにか遠くに移動していました。
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東の空から明るくなってきます。夜が明けようとしています。

「そろそろ戻ろう、朝が来るよ」
シマオイワワラビーの誰かが言いました。
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ゴロさんと大勢のシマオイワワラビーのみんなはまた縦一列になって動物園に帰って行きました。
楽しかった夜のこと、みんなはきっと忘れません。


動物園の中に帰ってきたゴロさんはもう一度シマオイワワラビーのお庭を見上げました。
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「動物園も広いけど、動物園の外はもっと広かった。でも今日見た中で一番高い所はあそこだ」
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「今日登ろう。あそこまで登ってみよう。今日はウォンバットの神様から貰った特別な日だ」
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「こんな日は何回もない。後悔しないように今日を楽しもう」
そうつぶやいてゴロさんは少し笑っていました。

そして岩山に向かって歩き出し、もう一度岩山の頂上を見上げました。
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ゴロさんは岩山を登りだしました。思っていたよりずっと急な上り坂です。
普段は平らな土の上ばかり歩いているゴロさんには硬い岩山を登ることは大変なことでした。



ゴロさんは黙って登って行きます。一生懸命に登り、半分くらいまで来ました。
さっきまで動物園の外で遊んでいたみんなは楽しかったことをお話しているため、そんなゴロさんには気が付きませんでした。



一人のシマオイワワラビーの子が岩山を登るゴロさんに気が付きました。
毎日夕方になるとゴロさんのお庭の周りまで来る、ゴロさんと仲良しのシマオイワワラビーです。
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「ゴロさんが、ゴロさんが岩山を登ってるよ!」

その声でシマオイワワラビーのみんな、そしてカンガルーのみんなやワラルーの家族もみんなが岩山を登るゴロさんを見上げました。
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みんなはゴロさんを応援しました。
大きな声を出さないでしっかりと見守るようにゴロさんを応援しました。
「頑張って、頑張ってゴロさん」


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「あと少し、あと少し」
ゴロさんには岩山の頂上がもう見えてきていました。
ふもとから見上げた時はとっても高く感じた岩山の頂上まであと少しです。
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「たどり着いた、僕はたどり着きましたよ。ウォンバットの神様、あなたに貰った特別な日、僕は今本当に幸せな気持ちです」

ゴロさんはゆっくりと振り返りました。
ちょうど登ってきた朝日に照らされたひびき動物ワールドがゴロさんの視界に広く広がっていました。
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100匹以上のシマオイワワラビー達、100匹以上のカンガルー達、そして一組の大切なワラルーの家族みんなが頂上に立つゴロさんを見つめ、またゴロさんもひびき動物ワールドで暮らすみんなを岩山の頂上から見つめていました。
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上から自分が暮らしてきたひびき動物ワールド見ていると、色々なことがゴロさんの頭の中に浮かんできました。
今まで一緒に暮らしてきた仲間のウォンバット。
いつも優しくしてくれる飼育係さん達。
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一人になってしまったゴロさんがさみしくないように、と遊びに来てくれるシマオイワワラビー達。
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美味しいご飯のこと。
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「僕はずっとここで暮らしてきたんだ。そしてこれからもずっとずっとここで暮らしていくんだ」

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「飼育係さん、そしてみんな。これからもよろしく願います」




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本当の幸せを感じたゴロさんは微笑んでいました。
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北九州にある小さなオーストラリア、ひびき動物ワールド。
ゴロさんにとっての小さなオーストラリアは決して小さくはありません。
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儚く健気に暮らすゴロさんにとってはここが一番大切な場所、大きくて広い大好きな動物園です。
ゴロさんだけではなく暮らしている動物達みんなが大好きな故郷だと感じています。


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「良かった、家のドアはまだ開いていた」
ゴロさんは自分の家に帰ってきました。ウォンバットの神様がくれた特別な日はいつのまにか大切な日へと変わっていました。
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「冒険をしたからね、少し疲れたよ」
そうつぶやいて大好きな干し草のベッドに横になりました。

たくさんのの素敵な風景を見て、みんなと楽しく遊んで夢を見る準備をしっかり出来たゴロさんは素敵な夢を見ることが出来ました。
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夢にはひびき動物ワールドのみんなとどこかで暮らしているたくさんのウォンバット、そして大好きな飼育係さん達が出てきました。


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お昼が過ぎ目の覚める前の浅い眠りの中、外からゴロさんに話しかける声がまた聞こえてきました。


「ゴロさん、起きてよ。こっちに来てよ」


ひびき動物ワールドを訪れるお客さん、みんながゴロさんに声をかけていきます。


「ゴロさん、起きてよ。こっちに来てよ」




  


  

by bon_soir | 2014-05-12 23:17 | ひびき動物ワールド | Comments(6)
カンガルーたちのドリームタイム
たくさんのたくさんの、約130頭が暮らすオオカンガルーたちのお庭にお邪魔できる幸せ。
金沢動物園にも同じオオカンガルーが暮らしていますが、いつもテラス越しに会えるのは20頭くらいでしょうか?
とにかく思ってもみなかった事態にもうどうしていいかわからず、私は軽いパニック状態です。
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こうして集団でかたまって集合するときは、おなかがそろそろ空いてきたとき。
みんなごはんを持ってきてくれる飼育員さんたちを待ちわびています。
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これだけのカンガルーさんたちに囲まれて、どこを見てみたらよいのかな。
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お水が入った大きなおなべ。ちゃぷちゃぷする小さな小さなかわいい手。
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こちらはおひるねまくらにしてる小さな手。
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ポッケの赤ちゃんが見つめるのは、お母さんの小さな手。
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赤ちゃんのおてては、おかあさんのあったかいポッケの中だね。
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こちらの大きな赤ちゃんも、手だけはポッケのなか。
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ぐっと力を込めてひょいっとポッケの中に入って行きました。
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ぎゅーっとするミルクを飲む子どもの手。
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たくさん飲んでちょっと休憩の手。
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こちらの子どもさんは、もう一体どんなことになっているのやら。
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ひとりずつひとりずつ剥がしてやりたい、重なりあう大人たち。
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いつもはテラスや柵越しで楽しんでいた、彼らの体の動きをすぐそばで見られる嬉しさ。
そしてふれあえる嬉しさ。
だけどいちばんの幸せはカンガルーさんたちのフリーダムに過ごす時間の中に、一緒に入れてもらったこと。
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ありがとうと小さな手と握手をしました。
ぷくっとした、ぎゅーっとしたらこわれそうなちっちゃな手。
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まるで夢の中での手ざわりのような、確かに手の中には残っているのだけれど、とてもぼんやりとした感触なのです。
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もしかしたら夢の中のできごとだったのかしら?
カンガルーさんたちの時間には、不思議な力があるのかもしれません。
本当に不思議な特別な時間でした。
by bon_soir | 2014-05-04 13:10 | ひびき動物ワールド | Comments(0)
ゴロさんの夜のはじまり
ひびきの午後、ゴロさんはトコトコ、うろうろ。
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そろそろおなかも本格的に空いてきたころかな。ゴロさんの時間割、16時頃がごはんの時間です。
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フェンスの向こうのしゅっしゅとした草。手を伸ばして届くところは、すっかりゴロさんがおやつとして食べたみたい。
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ごはんまで、あと1時間。お部屋の干し草をしょぼしょぼ食べてみたり。
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飼育員さんはまだかしら。
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おなかが空いているときはじっとしていたらいいのかもしれないけれど
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やっぱりウロウロしちゃうね、どうしてだろうね。
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ゴロさんの鼻おしつけ。ぎゅーっとぎゅーっ、ウォンバットの鼻おしつけは、とても楽しそう。
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鼻おしつけのおまじないがきいたのか、あっという間に時計の針が進んだみたい。飼育員さんがやってきました。
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おいしいおいもやにんじんも持ってきてくれたのに、まずは干し草から食べるゴロさん。
小さな手をさっささっさと動かす様子が、とってもかわいいのです。
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と、思ったらお口でもぐもぐ。
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干し草の次は、おいもで
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また干し草。干し草が白いごはんで、おいもがおかず。バランスよく食べるけれど、ちょっとせわしなく見えるゴロさんのごはん。
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「ゆうごはんが、ぼくの夜のはじまりなんだ」
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「今夜はどんなことが起きてくれるんだろう。春の夜は気持ちがいいから、ついつい遊び過ぎちゃうんだよ」
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ゴロさんはお庭に出てきます。お皿の中にはおいもがいっぱいで、まだまだごちそうさまはいえそうにありません。
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「お部屋にはたくさんのおいもとふかふかの干し草のベッドが待ってる、それはとても幸せなことだよ」
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お部屋のごはんは、夜のためのごちそう。お庭の草は暗闇の夜には、なかなか見つけられないものね。
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ゴロさんはおとなりを眺めます。たくさんの草がいっぱいのお庭、それは大好きだった仲間たちが暮らしたお庭です。
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「そろそろシマオさんたちが、園内をお散歩を始めるころなんだ。今夜はどんな話をしようかな」
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ゴロさんの夜、どうぶつたちの夜。楽しい夢をたくさん見るために。たくさん食べて、たくさん遊んで。
月のあかりがみんなを見守る星がいっぱいの空の下で。
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知りたくても知ることのできない、ゴロさんたちの秘密の夜です。
by bon_soir | 2014-04-29 06:45 | ひびき動物ワールド | Comments(0)
会いにいけばきっと大好きになるシマオイワワラビー


ゴロさんの事を考えて訪問したひびき動物ワールド。
でもここには種類は少ないけれど暮らしているみんながのびのびと暮らし、そして可愛く魅力的でした。
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シマオイワワラビー達(ロックワラビー)がこんなにも魅力的に感じられるようになったのはここ、ひびき動物ワールドのおかげです。

一番大切な動物達が暮らす環境、なによりそれが抜群です。
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こんなに広くて緑もあってシマオイワワラビーの暮らす岩山がきちんとあり空も広い、こんなに素敵な放飼場が他にあるでしょうか?

そしてなによりお友達がたくさんいてくれてさみしくないこと。
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みんなの顔を見れば楽しく暮らしていることが本当に良くわかります。
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やっぱり楽しそうにしている動物達を見ることはなにより幸せなことです。

リラックスしてる時にとるらしいこの座り方。
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本当にかわいいですね。

あっちでも、こっちでも。
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シマオイワワラビー達の暮らしがとても良くわかり本当に楽しいです。

ここの大きな魅力の一つ、それは近くで会えて触れ合えること。
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ご飯をあげて一緒に写真を撮れる時間があります。

こんなに近くでみんなに会えて、かわいい写真が撮れるってだけでも嬉しいことなのに……
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今までわからなかったシマオイワワラビー達の表情や可愛い手の動き、色々な可愛さに気が付きます。
足の可愛さもたまりません。

ご飯をねだる可愛さは見ている誰もが幸せになれる最高の時。
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飼育係さんにご飯をもらい、そしてお客さんにもねだります。
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写真だけではこの楽しさは全部を伝えきれません。
私もご飯をあげ、触らせてもらいましたが触れ合えることって凄く素敵なことだと思います。
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こんなに素敵な環境を日々努力して作られているスタッフに方々皆さんに心から感謝したいと思います。
全ての動物園で出来る事ではないけれど、ここひびき動物ワールドは誰もが動物のことを好きになり、世界への入り口に出来る素敵な動物園です。

楽しそうなシマオイワワラビー達、見ていると時間が経つことを忘れてしまいます。
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ゴロさんの所にも挨拶しに行かなければいけないので、と思うのですがなかなかシマオイワワラビー達の所から離れることが出来ません。

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カンガルー達とも触れ合い、
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ゴロさんとずっと過ごしていると……
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夕方ころ、ゴロさんの家の周りに一人のシマオイワワラビーがやって来ていました。
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きっとゴロさんの大切なお友達。
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夜になれば大勢のシマオイワワラビー達が園内中をお散歩しているそうです。
その光景を想像すれば、それは本当に楽しそうで楽しそうで、夢の様な理想の動物園です。

昼の間もお散歩してる子がいました。
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人懐っこい子は外でも逃げずに遊んでくれました。

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幸せな気持ちになります。

時間が来ればみんなで夕ご飯。
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美味しそうに食べています。
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食べている音が聞こえてくるのも楽しいところ、近いって本当にいいですね。
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飼育係さんみんなが一生懸命で愛情をもって動物たちと接していて、動物達みんなが幸せそうにしている。
そんな素敵な動物園です。
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ウォンバットが好きな人だけではなく、ここを訪問できればきっとオセアニアの動物達に愛情と興味がわき世界中の動物のことを好きになれることでしょう。
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シマオイワワラビー達を通して、オセアニアの動物達がまたさらに大好きになりました。
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遊んでくれて本当にありがとう、シマオイワワラビーさん。
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またきっとここに来ます。
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小さくたって存在はとっても大きなシマオイワワラビーとひびき動物ワールドです。







 




by bon_soir | 2014-04-24 11:22 | ひびき動物ワールド | Comments(0)
トンネルやステージはないけれど
はじめて訪れる動物園では、まずはお目当ての動物にごあいさつをしてから。それがいつもの動物園訪問のパターン。
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だけれど今回の小さな動物園は違いました。
もちろんすぐに駆けつけてあいさつするつもりだったのです。扉を開けるまでは!
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まずは入ってすぐにこんなにかわいいイエローフーティッドロックワラビー、つまりはシマオイワワラビーさんが! 
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わんさかわんさか、わんさかわんさか。
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そしてその先にはイースタングレーカンガルーさん、つまりはオオカンガルーさんがさわさわさわさわとふれあい放題。
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ポッケどうぶつ好きには、本当にたまらない、夢のような素敵な場所が日本にあったなんて。
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胸が苦しくなるほど感激でいっぱい。
やっと初めましてのあいさつをすることができたのは、入園してから1時間は過ぎていたでしょうか。

ゴロさん。北九州市の小さな小さな動物園、ひびき動物ワールドに暮らすコモンウォンバットのゴロさん。
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真っ白な前足の爪に赤ちゃんのようなかわいい後ろ足の爪。これはゴロさんの特徴かと思います。
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まん丸なおしりをゆらゆら、ウォンバットらしくのんびりとトコトコトコトコ歩きます。
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おうちの入口の角っこも毛づくろいのポイント、どんな顔して毛づくろいしてるの? ゴロさん。
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ゴロさんはこちらの大きなおうちで暮らしています。
反対側は一面に開放的な窓がついており、おうちでの様子がよーく見えるようになっています。
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お庭は運動場のようなフラットなスタイル。広さはヒロキのお庭と同じくらいでしょうか。
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胸の高さくらいまでは、フェンスがありさらに乳白色の板がはめ込んであります。
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その上はカラス避けのグリーンネット。撮影にはちょっと厳しいけれど、フェンス1枚隔てただけの近さ! という感じを
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何度も何度も実感できました。近づいてくる小さな足音やふうふうする息づかい、ゴロさんの音を近くに感じる幸せ。
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おうちの窓からはこんな感じです。おいしく干し草を食べるゴロさん。
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寒竹の枝や葉を食べつつ、さらに干し草。干し草は栄養いっぱいだもんね。
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もちろんお皿のごちそうもいただきます。にんじんとおいも、ペレットなどなど。
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おいしいね、ゴロさん。
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こうして実際に会うまでは、おでこの傷としゅっとしたまなざしが「ゴロさん」という印象だったのですが
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実際はとっても優しさいっぱいのハンサムさんで
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普通にかっこよくて
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ゴロさんと、さん付けで呼ぶには、まだまだ若々しい顔立ちです。
もちろんヒロキやチューバッカよりも断然若い23歳だもんね、ゴロ!
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ゴロ! って呼べば
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こんなに幸せそうな顔を見せてくれる。この顔を見ただけで、ゴロの楽しい毎日を想うことができる幸せ。
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たくさんのかわいいシマオさんたちや
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のんびりいっぱいのカンガルーさんたち
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かわいいケナガワラルー親子たち。
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オーストラリアの仲間たち、そして何よりも大事に大事にお世話をしてくれる飼育員さんたちに囲まれて
ゴロさんは幸せに暮らしています。
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トンネルやステージ、土管や臼のベッドは持ってないけれど、大きな空や気持ちのよい風に包まれてゴロさんは暮らしています。

なかなか会えないゴロさん、いったいどんな暮らしをしているんだろうと不安な気持ちがいっぱいでしたが、まったくの心配ご無用だったようです。大切にお世話してくれる飼育員さんたちは、動物たちのことをまっすぐに考えてくれているあたたかいみなさんでした。

閉園間際、ゴロさんを訪ねてきたシマオさんに遭遇しました。いちばんのなかよしのお友達だね、きっと。
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多摩動物園のくじゃくさんたちのように、普通にシマオさんたちが自由に園内をお散歩しています。
本当に素敵な素敵な動物園、小さなオーストラリア、ひびき動物ワールド。またひとつ大好きな動物園ができました。
by bon_soir | 2014-04-21 23:52 | ひびき動物ワールド | Comments(10)