2017年 08月 07日 ( 1 )
フクとガラスに映る自分の瞳


五月山動物園で暮らすウォンバット、フク
a0164204_08254212.jpg
秋になれば自分の目に映る世界が変わる、自分も変わる、変わらなくちゃいけないと自覚している夏のフク
a0164204_08265460.jpg
a0164204_08261956.jpg
夏の日差し、ガラスに反射
夏の風景、ガラス越し
a0164204_08265528.jpg
a0164204_08261910.jpg
フェンスからガラスに変わり、見える世界はどこか現実離れ
一見透明、何も無い
a0164204_08261976.jpg
よく見てみればガラスの色を重ねた世界
a0164204_08365517.jpg
a0164204_08381325.jpg
朝から昼間、昼から夕方
晴れの日雨の日曇りの日
a0164204_08381496.jpg
a0164204_08381354.jpg
変わる色を薄く重ねた不思議な世界
a0164204_08365500.jpg
a0164204_08410116.jpg
a0164204_08410103.jpg
不意に映る自分の顔
向こうも見つめる自分の瞳
a0164204_08410089.jpg
「これが僕だ───」
そっとつぶやく
a0164204_08424895.jpg
a0164204_08424889.jpg
a0164204_08424848.jpg
「君がフクかい?僕はフクだ」
a0164204_08444511.jpg
a0164204_08444561.jpg
「今僕の瞳に映っているのは君の瞳、僕の瞳が僕の瞳を見つめている」
a0164204_08444640.jpg
「そう、ただそれだけのことなんだ」
a0164204_08463867.jpg
a0164204_08463964.jpg
「ドアの前で考えがまとまらなかったり、何も出来ずにうろうろしていたり────」
a0164204_08480806.jpg
a0164204_08480973.jpg
a0164204_08480866.jpg
「君はきっと全部を見ているんだろうね」
a0164204_08480873.jpg
「ガラスの僕、君にも見えるだろ? 今日はこんなに晴れている」
a0164204_09504575.jpg
a0164204_09504568.jpg
a0164204_09504539.jpg
「ガラスの僕、そっちから見たワインさんはどうだい? 暑そうにしているかい?楽しそうにしているかい?」
a0164204_09523449.jpg
a0164204_09523335.jpg
a0164204_09523459.jpg
「僕はガラスの僕にばかり話しかけ続ける」
a0164204_09542869.jpg
「君はなぜ僕をずっと見つめているんだい? そんなことより教えてくれよ、僕はこのままでいいのかい?僕はこれでいいのかい?」
a0164204_09542846.jpg
a0164204_09542773.jpg
「わかっているよ、僕だって間抜けじゃない。君はただの僕だ。ただ少し、僕は馬鹿なふりをしてみただけなんだ」
a0164204_09595508.jpg
a0164204_09595521.jpg
「間抜けなふりも僕はそのうちできなくなるのさ。僕も大人だからね」
a0164204_09595548.jpg
a0164204_10045322.jpg
「なんてことだ。明日を、次の季節を望んでいると、過ぎた昨日を後悔してしまう」
a0164204_10045361.jpg
a0164204_10082919.jpg
a0164204_10082896.jpg
「そう、僕は時間を無駄にしているような気がしてくる」
a0164204_10082818.jpg
a0164204_10093564.jpg
「ガラスの僕、僕を見つめ続けてくれていい。その黒い瞳に僕を映し続けてくれていればいい。それだけでいい」
a0164204_10093559.jpg
a0164204_10093487.jpg
「僕も君を見つめ返してみるよ。わかるだろ?」
a0164204_10114186.jpg
a0164204_10114256.jpg
「そうだ、君が笑顔ならその時僕も笑顔なはずだ。そういうことだ────」
a0164204_10114283.jpg
a0164204_10135653.jpg
「のんびり行こうよ、ガラスの僕」
a0164204_10135799.jpg
a0164204_10135734.jpg
「僕等はウォンバット。のんびり行こう────」
a0164204_10151111.jpg
a0164204_10151246.jpg
a0164204_10151195.jpg
a0164204_10222621.jpg
目の前何かが塞いでる
a0164204_10172593.jpg
a0164204_10172615.jpg
a0164204_10172617.jpg
ちゃんと見て考えて、きっとこれだと先へ行く
a0164204_10240314.jpg
a0164204_10240302.jpg
a0164204_10240408.jpg
a0164204_10240465.jpg
振り返れば通過したことなんでもないこと
a0164204_10253418.jpg
a0164204_10253302.jpg
その繰り返し

春夏秋冬、繰り返し
その中、繰り返さないことがある
a0164204_10264405.jpg
a0164204_10264463.jpg
a0164204_10264337.jpg
繰り返しやって来ないことは重要なことばかり
フクに大切なことばかり
a0164204_10311749.jpg
a0164204_10311710.jpg
その時フクはどんな顔
笑っている時、泣いている時
その時フクはどんな顔
a0164204_10311749.jpg
a0164204_10311616.jpg
a0164204_10323473.jpg
その時みんなはどんな顔
a0164204_10323306.jpg
ガラスに映ったみんなの顔はどんな顔
a0164204_10362825.jpg
a0164204_10362829.jpg
ちょっとどけよと少しわがまま
a0164204_10373943.jpg
a0164204_10374081.jpg
a0164204_10373919.jpg
甘えてわがまま
一人でわがまま
a0164204_10385478.jpg
a0164204_10385444.jpg
動物園の夏の日は静かに進む
変わる、変わっていくその前は変に静かに進んでいく
a0164204_10400763.jpg
a0164204_10400809.jpg
a0164204_10400748.jpg
静かに駆け出す夏のフク
a0164204_10420796.jpg
a0164204_10420803.jpg
a0164204_10420765.jpg
木漏れ日そっと影作る
足音かき消すセミの声
a0164204_10461177.jpg
a0164204_10461044.jpg
a0164204_10461153.jpg
見える世界はどこか現実離れ
ガラスに映った姿、きっと何処かは違っているはず
a0164204_10483926.jpg
a0164204_10483911.jpg
a0164204_10483804.jpg
変わる色を薄く重ねた不思議な世界
そこにはきっと────
a0164204_10532829.jpg
a0164204_10532796.jpg
a0164204_10532774.jpg
────そこにはきっとみんなの笑顔
a0164204_10571554.jpg
a0164204_10571566.jpg
a0164204_10571403.jpg
ガラスに映った顔は笑っているのか涙溢して泣いているのか
a0164204_10590345.jpg
a0164204_10590301.jpg
a0164204_10590341.jpg
動物園の動物時間
呼吸合わせてのんびりのんびり
a0164204_11010848.jpg
a0164204_11010993.jpg
のんびりのんびりまた今度
a0164204_11042016.jpg
a0164204_11042166.jpg
今日の続きを信じて帰る
星空信じて今日は帰る

a0164204_11062749.jpg
a0164204_11062828.jpg
a0164204_11062896.jpg
そんなフク




     

by bon_soir | 2017-08-07 11:09 | 五月山動物園 | Comments(4)