金沢動物園で暮らすコアラ、チャーリー
手足は長い
どんなに大きなユーカリの木にもきっと簡単に登れそう
コアラの家の工事の間、懐かしい家“東山動物園”
ひと月ほどの里帰り
戻ってきたらお部屋の止まり木
素敵に賑やか、変わってて
オセアニア区への坂道途中、梅のお花も咲いていた
変わっていくとき、大切なこと色々変わる
変わらないこと、それも大切
どきどきしたね、揺られてどきどき
どきどきしたね
今度はどんなかっこで眠ろうか
きっとそれはチャーリーの想像力次第、心次第
どんなかっこうでもいいんだよ
楽しい夢を見ることできればいいんだよ
気持ちが良ければそれでいいんだよ
でもこうした降り方、変わらずチャーリー
お母さんのポッケの中で、お母さんの背中の上で
お母さんに教えてもらうバランス、揺れ方、飛ぶ感じ
ざわざわざわざわチャーリー誘う
『登ってごらんよ、遠くまで眺めてごらんよ』
『コアラをしてみなよ』
「そのうちやってみるよ、てっぺんまで登ってみるよ─────」
「ここから抜け出てやってみるよ。僕はコアラさ─────」
語りかけるよ、コアラ達に
チャーリーに、語りかけてる大きな木
里帰りからまた帰ってきたら、未来へぐっと進みだした
直って変わったコアラの家は、これからずっと暮らす家
季節は進む、少しずつ
時にはさっと、毎日毎日少しずつ
里帰りからまた帰ってきたら
未来へ続く道が見えた
一直線じゃないけれど、ずっとずっと遠くまで
曲がりくねって坂道たくさん越えていく
ずっとずっと遠くまで
未来へ続く道が見えた