金沢動物園で暮らすスーチョワンバーラル、ラージ
お母さんはジャイアント
少し大きくなってきたラージ
きっとそのうちに、ちゃんと「ラージ」
ラージはまだ産まれて2ヶ月
でもこんな岩山で頑張ることが出来る、そんな凄いラージ
ラージ、駆ける
今きっと楽しくってしかたがない、そんな男の子楽しいね!
「今はお母さんにずっと甘えてる僕だけど、いつかあの一番高い所から跳んでみせる」
「そうだ、僕は男の子のスーチョワンバーラル。こうしているだけじゃ駄目なんだ」
「あの高い所からずっと遠くまで、僕はずっとずっと遠くまで眺めたいんだ」
「きっと何かが見えるはず、ここからじゃ見えない何か大切な物が見えてくるはず」
「それをお母さんは教えてくれない、そうだ自分で見つけなければいけないってことなんだ」
「何が見えるんだろう、それは何色なんだろう」
「下を覗いてばかりじゃ駄目なんだ。高い所からもっと高いところを眺めるんだ。そういうことなんだ」
「きっとお母さんは待っている。僕がその何かを見つけることを待っている」
「僕は男の子、男の子のスーチョワンバーラルなんだ」
「名前だってラージだよ。そうさ、きっと僕は大きくなるんだ」
「お母さんの名前はジャイアント、僕の名前ははラージ」
「お母さんの名前はジャイアント、僕の名前はラージ」
「僕の名前はラージ」