フジと旅の思い出、2回目のモノレール
上野動物園にも大雪が降った日、マレーグマのフジはお庭から空を見上げていました。
次々と大粒の雪が空から降ってきて、あっという間にフジのお庭は雪で覆われ、真っ白になりました。
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フジはそっとつぶやきました。

「あの日の雪と同じだ。運転手の猿が円山動物園に降らせてくれた雪と同じ、白くて冷たい綺麗で明るい雪だ」

フジは毎日のように思い出しているあの日のことを今日はことさら細かく思い出していました。
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「僕の初めての旅はとても楽しい旅だった。忘れないよ」
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「大好きなお母さんと一緒に会いたかったお兄ちゃんに会いに行ったんだよ、静かで不思議なモノレールに乗ってね」

夏の終わりのとある日、街の灯とたくさんの星に照らされながら上野動物園のモノレールはフジとモモコを乗せて走って行きました。
ウメキチが暮らす円山動物園までモノレールは運転手の猿が静かに走らせたのです。
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そして静かにお行儀よくしていたフジへのご褒美に、たくさんの雪を運転手の猿は降らせてくれたのです。

それはフジとモモコ、そしてウメキチの3人にとってずっと忘れられない素敵な日になっていました。
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お庭に置かれたおやつを食べながらフジはあの日からずっと毎日その旅のことを思い出し、木の上に登って考えていたのです。
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「僕の次の旅はいつになるんだろう」


フジにとっての2回目の旅はどういう旅になるのか、フジにはわかりませんでした。
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初めての旅のように自分で行き先を決めることが出来るのか、それとも誰かに決められる旅なのか……
ただ考えていてもそれはわかりません。
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大好きなお母さんのモモコにもなぜか相談できないでいました。
フジは少しずつ大人になっていたのです。男の子のフジはいつの間にか甘えん坊の男の子ではなくなっていたのです。
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「そのうちだ、僕はお兄ちゃんのように遠くに旅に出ることになってしまうのかもしれない」
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「円山動物園で楽しそうに暮らしているお兄ちゃんに会って、僕の遠くに行く旅の不安は無くなった」

「運転手の猿がモノレールを走らせてくれるから、お母さんと会えなくなるわけじゃない」
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「だけど何故なんだろう、お兄ちゃんのような旅に僕はまだ出発したくないんだ」


「今まで暮らしてきた上野動物園のことは大好きだ。離れることは少しさみしい。少しさみしいだけなんだ」
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「僕は男のマレーグマだ。さみしいだけで怖いわけじゃない」
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「僕は強いんだ」


フジは体も大きくなり、お父さんのアズマのようにたくましい体つきになっていました。
立派な男のマレーグマです。

フジはお庭に積もったたくさんの雪を見つめ、あることを考えました。
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「いつどんな旅に出かける日が来ても大丈夫なように準備をしよう。後悔のないように準備をするんだ」
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フジは夜が来るのを待って寝室の鍵を開け、月と星、そして降り積もった雪が優しく辺りを照らしている外に出ました。

「上野動物園のみんなに会っておこう。みんなのことを記憶しておこう」
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フジは知っていました。円山動物園に行った時に気がついていたのです。
1度でも会った動物のことはずっと忘れないということを。

フジは夜誰もいない上野動物園の中を走り回りました。朝が来る前に上野動物園の中全部を回らなくてはいけないと思いました。
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まず最初にクマたちの丘をまわります。ホッキョクグマのデア、ツキノワグマのみんな、ヒグマのポンポロ兄弟に会いました。
「フジ君、どうしたんだい?こんな夜に」 とみんなが聞いてきます。
フジは答えます。

「準備をしているんだ」

それだけを言って、フジはまた走って行きます。
次はゾウのすむ森です。
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大きくなったフジよりもまだまだずっと大きなゾウたちにフジは少しびっくりしましたが、長いお鼻に触っていたずらをしました。
フジは大人にはなりきれていません。どんどん楽しくなってきました。
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色々なサルたちに会い、モノレールの運転手の猿のことを思い出します。
「運転手さんに会うのは最後にしよう」

フジはそうつぶやいて、五重の塔に向かいます。
途中、プレーリードッグ達に会い、ペッカリーの3姉妹とお話をします。
アメリカバイソンのグンマのことを聞き、少し涙が出ました。

「こんな後悔をしないように今日は全員に会うんだ」

フジはペッカリーの3姉妹にそう言ってまた走り出します。
すごいスピードです。
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五重の塔の下でQとナギに会い、小川のカモ達やニホンリス、カケス達、日本の鳥達に挨拶をします。
「僕がマレーグマのフジです」

フジは本当に楽しそうです。

キジや鳩達の前を通りながらパンダ舎へと向かいました。
昼間は大勢のお客さんで賑わうパンダ舎も、夜は誰もいません。
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フジは2人のパンダに会いました。リーリーとシンシン、フジより少し大きくて白と黒のかわいい2人です。
「パンダさんはどこから来たの?」

「中国っていう外国だよ」

フジは初めて外国という言葉を聞きました。そしてどういうことなのかを2人のパンダに教えてもらいました。
少し難しかったけど、地球は日本だけじゃないということを考えることができました。
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「僕は外国に行くかもしれない」

そうつぶやいて少しワクワクして、少しだけ不安になりました。

「上野動物園のモノレールは外国まで走れるのかな……運転手さんに聞こう」


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フジは東園を走り抜けていきます。フジの足跡が真っ白な雪に残り、フジの後をどんどん追いかけていっていました。
ワシ、タカ、フクロウの猛禽類の小屋を訪れ、トラとライオン、そしてテナガザル、賑やかなゴリラの家族の所をぐるっと回りました。
フクロウを見た時、切符をくれるフクロウのことを思い出しました。

バードハウスが見えてきました。
昼間は外にいるキバタンも夜はいません。
フジはバードハウスの扉を静かに開けてそっと中に入りました。
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鳥達はみんな寝ていました。フジはみんなを起こさないように注意しながら小さな声で挨拶をしました。
「僕がマレーグマのフジです」

「あなたは誰ですか?」
フジに後ろから声をかける動物がいました。コアリクイの子供、ヒナタちゃんです。

「僕はマレーグマ、マレーグマのフジっていうんだ。今は上野動物園のみんなに会っている途中。小さな旅の途中なんだ」

フジは自分よりずっと小さいコアリクイのヒナタちゃんに優しくお話をしました。
「そして、長い旅の準備をしている」


コアリクイのヒナタちゃんは小さな目を大きく開いてフジを見ていました。
「そうなんですね。あなたが羨ましい。私も大きくなったら外に、遠くに出てみよう。なんだか楽しそうなんだもん」

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「そうだね。きっと楽しいと感じるよ。そして大切なことだってわかってもらえる」
フジは少しお兄さんみたいに話しました。





フジはバードハウスを出てバクとカピバラさんに会い、その後は西園へと向かいました。途中、モノレールの駅がありましたが寄らないで西園に急ぎました。
モノレールを見送ってくれているあのエミューさんの姿はその時は見えませんでした。


橋の上からレッサーパンダに声をかけ、雪あかりに照らされた不忍池の遠くの島にペリカン達を見つけました。
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「ペリカン達に声は届かないな。それに眠っているみたいだ」
フジはペリカンに声をかけることを諦め、子ども動物園に向かいます。
ウシや馬達が出迎えてくれました。そして子ども動物園のみんなを曲屋に呼んでくれました。

羊達やトカラヤギ達、アヒルやニワトリ、七面鳥、フジのお庭の木の上にも暮らしているハクビシン。
ロバやブタ、ラマのラーマやアルパカのモコちゃんまで、子ども動物園のみんなが曲屋に集合しました。

「楽しい、なんだか本当に楽しい。動物園は、上野動物園は本当に楽しいところだ」
フジは今が夜なことも忘れ、曲屋でみんなと一緒に大騒ぎしました。
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「あと少しなんだ。僕は行くよ」
フジはそう言ってみんなにお別れをしました。

「フジ君は朝までに何をするんだい?」
ラマのラーマがフジに聞きました。


「僕は旅の準備をしている。いつになるかわからない旅だけど、準備をしておかないと後悔すると思うから」
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ペンギン達、フラミンゴ達、大勢のみんなが西園でも暮らしています。
カンガルー達やナマケモノ、ツチブタのヨシコとアルディー、タテガミオオカミ達、みんなに挨拶をして、一人一人をフジは記憶していきました。


上野動物園で暮らすアフリカの大きな動物達にもフジは初めて出会いました。
シマウマ、バーバリーシープ、カバのジローさんやコビトカバ達。サイやキリン、オカピ。
ゾウたちよりは小さくってもフジにとってはみんな大きな動物達です。

小獣館では逆にフジより小さいみんなに会いました。
ハダカデバネズミの大勢の家族とたくさんの色々な小さなネズミ達、マヌルネコやプレーリードッグ、ケープハイラックス達やミケリスさん。
フジは一生懸命にみんなのことを記憶していきます。
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爬虫類のみんなの所はとても暖かく、ここまで雪の中をずっと走ってきたフジの体を優しく温めました。
ここまで走ってきた疲れも少しなくなりました。
ハシビロコウさんも暖かいライトの下で温まっていたことを思い出しました。

体が温まったフジはアイアイのすむ森に行きました。
ワオキツネザルは寒そうにしています、フォッサに会い、暗い所でアイアイ達に会いました。

「あと少しで上野動物園全部、全部を回って全員に会えるんだ」
フジはそう声に出して言うと、少し嬉しくなりました。

東の空が少し明るくなってきています、星の数も減り夜明けが近づいてきていました。

ツノメドリや水鳥のみんなを記憶に留め、フジの上野動物園の小さな旅は終わろうとしていました。
その時、フジは池にある小屋のような所で佇むオオワシを見つけました。

「あの鳥に会えば最後みたいだ」
今まで走って上野動物園を回ってきたフジでしたが、そのオオワシのところへは何故かゆっくりと歩いていきました。

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「ここには一人で暮らしているんですか?」
フジは岸からすぐそばにいるオオワシに訊ねてみました。

「前は東園にいたけどね、もう何年もずっとここだよ」
オオワシは小さいけれどしっかりとした声で答えました。

「でも、今はここで一人。寂しかったりしないんですか? あっ、でもここには網や柵も無いから色々な所へ出かけることができますね」


「私はここからあまり離れることができない」
オオワシは表情ひとつ変えずに答えます。


フジは良くわからないまま続けて質問をしました。今日の大勢の動物達に会ってきたことがフジを少し饒舌にさせていたのです。
「じゃあやっぱり寂しそうです。僕は今日上野動物園を全部回って大勢に動物達に会ってきました。本当に楽しかったです。旅の準備をしていたんです。長い旅が始まる日も近いかもしれないから」

フジは得意気に話しました。

「オオワシさん、あなたもきっと楽しいと思いますよ。ここにじっとしていたってしょうがないじゃないですか。色々なものを見て回ったほうが素敵じゃないですか」


するといままで星空を見上げていたオオワシはフジの方を見てゆっくりと話しだしました。
「私はもう飛ぶことができないんだよ。たくさん歩くこともできないんだ」


「えっ?」
フジは予想もしていなかった答えに戸惑いました。


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「私は海の近くを飛んでいた時に銃で撃たれてしまったんだ。優しい人間に助けてもらったが、それ以来体が不自由なんだ。飛びたくてももう飛ぶことはできない」

オオワシは明るくなってきた空にうっすらと照らされながらフジの目を優しく見て話しました。
フジは失礼なことを言ってしまったと思い、自分が少し恥ずかしくなりました。


「飛べないことは寂しいよ。私は鳥だからね。でもね辛くは無いんだ」


「どうしてですか?僕は自由に歩けなかったり木に登れなかったら辛いかもしれません」
フジはオオワシの前にちょこんと座って話を続けました。きっと今日一番の大切なお話だと思い始めていました。


「私には以前自由に大空を飛んできた記憶がたくさんある。高い空から見てきた風景の記憶がたくさんある。それはとても素晴らしいものだ。君はマレーグマだ、大空を自由には飛べないだろう。だから君にこうやって話すことは申し訳無いんだが、空を飛ぶってことはとても素晴らしいことなんだ。綺麗な空は空気が違う、とても澄んでいて気持ちがいい。空だってとても青く見える、海もとても青く見える。そして地球はとても広い。上空から見れば遠くに綺麗な山々が見える、海はどこまでも続いている。どこにでも行こうと思えばすぐに行くことが出来るんだ。
飛べなくなった今だからこそ、飛ぶということ、そしてあの頃の記憶がいかに素敵なものなのかがよくわかったんだ。その大切な記憶があればそれだけでいい。その時のことを思い出すだけで私の頭の中は、そして見える景色はあの素晴らしい空からの物になるんだ。
ここから離れなくてもいい、飛ばなくてもいいんだ。目を閉じて思い出すだけでいい。今はすっかり歳をとってしまった、だけどあの素晴らしい日々を思い出すだけでいいんだよ。いつだって青春時代に帰ることが出来る。
それは幸せなことだ、わかるかい?」


フジは何も話すことができなくなっていました。
お母さんには教えて貰えなかったことを、いまこの少しの時間で教えて貰ったような気がしていました。


「君の青春はこれからだ、時間を無駄にしないでやりたいことを見つけなさい。見たいものを見にいきなさい。旅をするなら目的をもって旅をしなさい。ただゆっくりしたいだけの旅はおじいさんになってからだってできるからね、若い時代はそんなことをする時じゃない。君の今日一日は素晴らしい日だと思う。これで満足してもいけない。未来を諦めてもいけない。頑張りなさい、今日一日のことは素晴らしい日々のほんの一日だ。まだまだ不思議で素敵なことをたくさん経験できるよ」


フジはオオワシの話を聞きながらうなずいていました、真剣に少し涙をしながら何度もうなずいていました。


「夜が明けるよ、さあ行きなさい」
オオワシはそう言うとまた空を見上げました。たくさんあった星は見えなくなっていました。
朝が来るのです。

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フジはイソップ橋を駆け上がりました。
凄いスピードで走ったので目的地にはすぐに着きました。

東園側のモノレール乗り場です。


「運転手さん、運転手の猿さん、いませんか?」
フジは円山動物園に連れて行ってくれた運転手の猿を呼びました。いるかどうかもわからないまま、大きな声で呼びました。



「やあ、やっときたね」
駅に止まっているモノレールから小さな声が聞こえました。
運転手の猿は待っていてくれたかのようでした。


「運転手さん、僕は、僕は今日の夜―」
フジは抑えきれません。

「大きな声は出さないでくれ。私は静かなほうが好きなんだ」
運転手の猿はフジを落ち着かせ、話を始めました。

「君が夜の間中、そうさっきまで上野動物園の中を走り回って動物達に会っていた事は知っているよ。鳩達やフクロウに聞いた」
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「不忍池のオオワシに会ったんだろ?必ず君が会わなければいけない動物だ」


「会ったよ、たくさんのお話をしてくれた。僕はそのことを運転手さんに伝えたかったんだ」
フジは運転手の猿に静かに話しました。
「僕はこの前円山動物園に連れて行って貰って、もうそれで満足していた。もう次の旅がどこでもいいと思っていたんだ。だけどオオワシさんの話を聞いて考えたんだ。今はまだどこに行きたいのか自分ではわからないんだ。だけど必ず行きたい所を見つけるよ。見てみたいものを見つけるよ。だからまたモノレールに乗せてください。モノレールで連れて行ってください。おねがいです」

運転手の猿は少し微笑みながらいつものように小さな声で言いました。
「私はいつだって歓迎だよ。動物達みんなが行きたいと思う所に私も行きたいんだ。私はモノレールを運転することも大好きだからね」

「ありがとう」
フジはほっとしました。

「ちゃんとフクロウから切符を貰いなさいね」
猿はそう言うとなぜかモノレールの運転席に座りました。


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「さあ、フジ君、早くモノレールに乗りなさい」
猿は小さな声でフジを呼びました。

「え? でもフクロウもいないし切符を持っていないよ。僕はまだ行きたい所も決まってないんだ。それにもう朝だ、動物園が始まってしまう」
フジは少し困りながらモノレールに乗り込みました。


すると運転手の猿は前を向いたまま小さな声でフジに言いました。
「不忍池のオオワシともう一人君は会わなければいけない動物がいます。切符はいりません。今日の動物園のことは心配しなくていいです。この前と同じように昨日と本当の今日の隙間に“動物達だけの特別な一日”を増やしてあります」



そう言いながら猿はモノレールを静かに走らせました。ゆっくりと駅から離れて行きます。


「釧路の動物園まで行きましょう」




「釧路?釧路かい?」
フジは聞き慣れない地名に戸惑います。
さっき見た時はいなかったエミューさんがモノレールとフジを見送ってくれているのが見えました。




「ユキオ、ホッキョクグマのユキオです」
猿はそう言ってモノレールのスピードを上げました。空に向かってどんどん登っていきます。




「ずっと上野動物園で暮らしていたホッキョクグマのユキオに君は会わなければいけません」



フジを乗せた上野動物園のモノレールは雲を超えて空に近づき、釧路に向かっていきました。



「オオワシさんが見ていた空と地球はこんな感じだったのかな。本当に綺麗だ」
この前と違い広くて青い空と海を見たフジはそうつぶやいていました。




「ユキオさん」


フジはまだ見ぬユキオを思い描きました。
釧路まではどのくらいで着くのでしょうか。




2回目のモノレールで、フジは空を飛んでいる気分になっていました。
この景色のことはオオワシさんのように、ずっとずっと忘れないと思いました。




 

by bon_soir | 2014-02-15 20:54 | 上野動物園 | Comments(6)
Commented by かぴこ at 2014-02-16 18:33 x
しむらさん、こんばんは。
フジ君の素敵な上野動物園一周物語ですね。

東園カピバラ舎のソル君は自分の祖父母にあたる先代カピバラに馳せる想いを、ルナちゃんは生まれ故郷の徳島と期間展示で滞在していた小樽の話をしてくれたことでしょう。
マル君とリオちゃんは、フジ君にマレーグマ界の話を色々と聞きたがったでしょう。

西園のカピバラ、マオちゃんはお気に入りの床暖シートをたくさん自慢したことでしょうね。

なんて、勝手に物語に口を挟んでしまってスミマセン。しかも、カピバラのマニアックな話を(>_<)
しむらさんの素敵な世界についつい惹きこまれてしまったものですから。
Commented by 長崎 at 2014-02-16 22:42 x
しむらさんこんばんは。
たまらなく素敵な絵物語、じっくり楽しませていただきました。
ご連絡もありがとうございます、旅の前に読ませていただいたおかげで、私の旅もなんだかいつもと違う気分で行けそうです。

体格差もウメキチと変わらない、立派な男のマレーグマに成長したフジ。
つやつや綺麗な毛並みと、マイペースそうだけど、どこか遠慮深そうな表情、
ほんとにみごとに撮られてますね。
一枚一枚見入ってしまいます。
物語を読みながら、フジが外国に行きませんようにって祈りたくなりました。
他の動物たちとのふれあいも素敵ですね。
ほんとにありがとうございました。
Commented by こまち at 2014-02-17 00:51 x
フジくんの旅物語!
楽しみにしてました。 うれしいです。

上野動物園の小さな旅。 それでも、動物園全部を回るのは大変なことですね。
しむらさんのお話を読むと、目の前に上野の風景が広がりました。
暗いでも、星や月の灯りでふんわりした明るさです。
動物園のみんなはやさしいですね。
オオワシさんのお話のところでは何故か座り直して読みました。だらだらした態度で読んじゃダメという気持ちになりました。
フジくんもきちんとお座りして聞いたんでしょうね。
フジくんはこれからも色んな事を知って大人になってゆくんですね。
釧路への旅、楽しんできてね〜。
そしてまた 旅のお話を聞かせてくださいね。

しむらさん すてきなお話をありがとうございます。
リクエストが許されるなら、多摩動物園 金沢動物園にも旅行していただけませんか??
そして、立派な大人のマレーグマになれるよう努力している かわいいフジくんの写真。 みんないい表情ですね! かわいいけどかっこいい!!
ありがとうございました!
Commented by しむら(ぼんちゃん) at 2014-02-17 19:53 x
かぴこさん、コメントありがとうございます。
必ずカピバラ達にもひとりひとりのドラマがあると思います。
彼らを観察しながら、本当のことと夢の中のお話を考えたり感じたりすることが動物達との距離を近づけてくれるんじゃないかなと思います。
カピバラは大勢の子達が暮らしているので、それぞれの子のお話を考えるのは大変かもしれませんが、ぜひかピコさんもカピバラ達のお話を考えてあげてくださいね。
それは文章にしなくてもいいと思います。儚く健気に生きている彼らを思ってあげるだけでいいんじゃないのかなと思っています。
Commented by しむら(ぼんちゃん) at 2014-02-17 20:01 x
長崎さん、コメントありがとうございます。
ほんとうに久しぶりの上野動物園となってしまいましたが、フジの体格が大きくなっていたのが印象的でした。
でも顔はまだまだ子供っぽい所ばかりで、まだまだ子グマなのかなとも思います。走り回って、木の隙間に執着心を見せ、木の皮を意味なく剥がして色々遊んだかと思えば急に電池切れになったり、本当にモモコ・アズマの子供達はかわいいし面白いですね。
外国には行かないかな…とは思いますが日本国内でもあまり遠いとウメキチのように会えなくなってしまいますので、一日でも長く上野で暮らして貰えたらなぁと思います。
ここの所、毎日フジが出てきているようなので、また嬉しいお知らせを期待すると共に、少し不安でもあります。
気をつけて旅行に行ってきてくださいね。
上野動物園のモノレールで旅行に出かけたいですね。

 
Commented by しむら(ぼんちゃん) at 2014-02-17 20:11 x
こまちさん、コメントありがとうございます。
不忍池のオオワシは本当になんだかかわいそうですし、それでも頑張って暮らしているところが気になっていたんです。
保護されなければきっと亡くなってしまっていたと思いますが、手を差し伸べてくれる人間がいてくれた、そんな動物園という場所の素敵な部分を感じさせてくれる素敵なオオワシですね。
どんなに強い動物でも悪意を持った人間にはかないません。そんな悲しい話ばかりの中で少しでも幸せにしてくれる場所が動物園ですね。
だからこそ、動物園には頑張ってもらいたいと思うんです。
多摩と金沢にはどちらかの方へ本当の旅をしてもらいたいと思っています。なので私のお話の中では行かないと思います。
現実の凄くて素敵なことと、夢の中の不思議で楽しいこと、この2つを上手く感じたいと思うんです。
それが、写真と絵なんだと考えています。
絵は描けないんですけど。
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